AsylumStatusの活動 - 実例紹介
自分がレズビアンと気がついたとき
2012年4月末に新たなレズビアンケースを目指す女性が渡米してきました。最初のアプローチは「お問い合わせ」からでした。 彼女は日本からアサイラムを申請する準備をして、家財道具を整理し、一生日本へは帰らなくてもいい・・・という準備をしてきました。
現在はアメリカで暮らしています。
とてもインテリな女性で、日本でも女性の地位の向上に努めてきたそうです。話しを聞くと、見識があり、冗談も交えて、とても楽しい方でした。
アサイラムオフィスでのLGBTI(レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスの専門用語)のインタビューの内容は、特別の内容があり、面接では擁護するかしないかの判断基準があります。プライバシーを尊重した秘密厳守で行われます。
事実、アサイラムのガイドラインにLGBTIの項目が別に設けられており、人道支援法でLGBTIは特別優先枠となっています。
彼女はアメリカに渡米1年以内の申請となる為、ケースはとても強いです。我々スタッフはケース強化の為、専門のエキスパートがチームに加われるように環境を整えていました。
日本では、男と女しか性別・権利を法律で作っていないため、自分がレズビアンだと世間に知れると、仕事もなくなり、 地位も追われてしまうことなどまだまだ認められないことが多く、比較的オープンなアメリカにいたいと希望していました。 アメリカにも様々な地域があり、大学が同性愛者の研究を熱心に行っている場所では、歴史や心理学的分析など様々に発展しています。
この女性は日本で自分が異常ではないかと苦しんで、苦しんで、ある時、自分は同性愛者だと理解し、受け入れ、アメリカに飛んだそうです。 それからは人生が変わったそうで、レズビアンコミュニティの人々と知り合い、自分について受け入れて自然に自己を見つめることができるようになったそうです。
弁護士もLGBTIの問題は世界的に迫害の対象となっていて、アメリカの人道支援法での擁護基準でかなりトップレベルに位置していると言っています 。またその問題を扱うためのガイドラインも公にリンクで説明されており、特別な対応をプライバシーに関するとても繊細な問題として指示しています。