AsylumStatusの活動 - 実例紹介
ホステス嬢になってしまうまで
2012年6月、不法滞在の女性が連絡を取ってきました。お話を聞くと、ホステスだった経緯があることがわかりました。また、それ以前、学生時代に付き合っていた男性がドメスティックバイオレンスで、暴力が絶えず、別れることが出来なかったそうです。
彼のいいなりの毎日でした。学校を卒業した後は、ホステスとして働かされたそうです。
アサイラムのケースでは、「他人から余儀なくされた」という事実はとても大きく取り扱われます。
私たちは日本から当時DVで入院をした記録、カウンセラーの診断書類などを取り寄せ、英語に翻訳しました。女性は、過去の出来事を思い出すのは苦しいということでしたが、いろいろと話してくれました。
私たちが打破しなくてはならない問題点は、どうして1年以上経ってから申請するのか・・・という部分でした。そこでカウンセラーの診断書類が役に立ちます。精神的に苦しかった為、次のVISAの手配までしている余裕がなかったという説明が挙げられます。
ケースは殴られた事実や、その他様々な要素があるため、基本的には強いと言えますが、不法滞在(1年以上経ってからの申請)の為、裁判所へケースは回されると予想されます。しかし、弁護士はきっと勝てると話しています。
その他の記事を読む